みなさん、ご家庭でお子さまと一緒に季節の行事を楽しんでいますか？

今月、家族で楽しめるイベントといえば、そう、ハロウィンです！　この時期になると街に並んだハロウィン仕様のお菓子や仮装グッズをよく目にするのですが、外で楽しむアイテムが多い印象があります。

ハロウィンを、食卓を囲みながらおうちで楽しむことができたら、家族みんなのいい思い出が作れそうですよね。

「ハロウィンを食卓からもっと身近に楽しもう！」ということで、ご自身も2人のお子さまを持つ料理家の近藤幸子さんに、とっておきのハロウィンの食卓をご紹介いただきました。野菜をおいしく食べられるレシピも複数そろっているので、ぜひご覧ください。

自宅で楽しむハロウィンメニューを近藤さんに教わります。時間がかかるものや、作り方が複雑なものだと準備も大変。お子さまと一緒に楽しみながら作れるくらい、簡単なレシピがうれしいですよね。

近藤さん：子どもたちが将来、子ども時代を振り返って懐かしんでくれたらいいなという思いから、イベントの日のメニューは工夫するようにしています。

料理家の食卓って憧れるけれど、なんだか難しいお料理が並んでいるんじゃないの…？ と勝手に想像してしまいますよね。

ご安心ください。近藤さんが教えてくれたレシピは簡単なので、お子さまと一緒にチャレンジできるハロウィンにうってつけなんです！

まずはメインメニューをご紹介します。

■材料（4人分）

とろけるスライスチーズ（チェダー）　４枚

とろけるスライスチーズ（モッツァレラ）　４枚

玉ねぎ　1/2個

合いびき肉　550g

卵　2個

パン粉　2/3カップ

ナツメグ　少々

塩　小さじ3/4

サラダ油　大さじ1/2

キユーピー3分クッキング 「パスタを手作りオイルソース バター醤油＆ガーリック」　適量

好みの付け合わせ　適量

■作り方

１.とろけるスライスチーズはチェダーをかぼちゃ型、モッツァレラをおばけ型に型抜きしておく（型は100円ショップなどで購入可）。

２.玉ねぎはみじん切りする。ボウルに入れ、合いびき肉、卵、パン粉、ナツメグ、塩を加えて粘りが出るまでよくこねる。8等分にし、厚さ約1cmの小判形にする。

３.フライパンにサラダ油を入れ、強めの中火で２.を3分ほど蓋をして燒く。裏返して蓋をせず、香ばしい焼き色がつくまで2～3分焼く。

４.火を止めて1.のチーズをのせ、蓋をして柔らかくする。

５.「パスタを手作りオイルソース バター醤油＆ガーリック」を1皿につき大さじ1程度敷き、その上に４.のハンバーグをのせ、好みの付け合わせを添える。

いつものハンバーグが、かぼちゃ型とおばけ型のチーズであっという間にハロウィンの雰囲気になりました！　バターと醤油をベースに、ガーリックのうまみを加えたソースが、お肉やチーズにぴったりです。

近藤さん：チーズの型抜きは、お子さまにやってもらうといいですね。刃物を使わない簡単な作業なので、小さなお子さまも楽しくお手伝いできますよ。

季節の行事で食べたいメインのおかずは、毎年違うものにチャレンジするのもいいですが、「この時期になると毎年食卓に並んでたな～」なんていう1品があるのも素敵だと思います。例えば、わが家のハロウィンのメインは「ハロウィン仕立てのハンバーグ」というように決めてしまうのも、毎年の「何を作ろうかな」というお悩みから解放されておすすめです。

メインのお料理が決まったら、それに合わせて食卓を彩ってくれるサラダやスープ、最後のお楽しみのデザートも気になるところ。近藤さんにすべてのレシピを教えてもらいました。

近藤さん：いつものごはんだと、子どもがなかなか進んで野菜を食べてくれない…というご家庭も多いのではないでしょうか。そんなご家庭にぜひトライしてほしいのが、「緑黄色野菜を使ったハロウィンのサラダ」です。

子どもの好きなカラフルな色合いで賑やかに仕上げることで、不思議と箸も進みます。「クルトン」で楽しい食感を加えて、ブラックオリーブでハロウィンらしさを表現してみてください。

■材料（4人分）

サラダクラブ 緑黄色野菜のサラダ（90g）　2袋

サラダクラブ ブラックオリーブ（スライス）（25g）　1袋

サラダクラブ クルトン（16g）　1袋

Qummy  国産にんじんドレッシング　適量

■作り方

１.緑黄色野菜のサラダを器に盛る。

２.ブラックオリーブ、クルトンをちらし、ドレッシングをかける。

こちらも、面倒な手間いらずですぐに完成しました！　生の国産にんじんから作るドレッシングは、細かく刻んだにんじんの食感も残っていて、にんじんの甘みとアップルビネガーの酸味で野菜をもりもり食べられそう。お子さまには、ブラックオリーブやクルトンの盛り付けを手伝ってもらうのがよさそうです。

メインのお料理とサラダに、簡単アレンジで作る温かいスープも添えます。

■材料（4人分）

Qummy かぼちゃのスープ（250g）　2袋

黒ねりごま　適量

■作り方

１.袋のままお湯で温めたスープを器に盛る。

２.黒練りごまをポリ袋に入れ、袋の先を少しだけ細くはさみで切り、絞り出してクモの巣の模様を描く。

かぼちゃのやさしい甘さと野菜のうま味が溶け込んだスープと、濃厚な黒練りごまは相性抜群！　コクがあり、見た目も楽しいハロウィンのスープが完成しました。

クモの巣の模様の描き方は、まず黒練りごまを渦巻き型に絞ってから、楊枝で中心から外に向かって7～8本、線を引けばOK。こんな模様をあしらうだけで、ハロウィン気分がぐっと盛り上がりますね！　

小さなお子さまには黒練りごまを絞り出すのは少し難しいので、楊枝で線を引く係を担当してもらいましょう。小学校中～高学年くらいのお子さまなら、絞り出す工程にチャレンジしてもらうのもいいですよ！

そして、お子さまと楽しむイベントの食卓に絶対ハズせないのがデザートです。簡単なのに口当たりなめらかな1品を教えてもらいました。

■材料（4人分）

バニラアイス　400ml

ギリシャヨーグルト　100g

アヲハタ Spoon Free ブルーベリー　大さじ4

チョコレートソース　適量

■作り方

１.バニラアイスは常温で少し柔らかくし、ギリシャヨーグルトを混ぜる。

２.「アヲハタ Spoon Free ブルーベリー」を加え、マーブル模様が残る程度に混ぜる。

３.バットに移し替え、半日ほど冷凍庫で冷やし固める。

４.器に盛り付け、チョコソースをかける。

甘酸っぱいブルーベリーのスプレッドは、果実感たっぷり。紫色とチョコレートの色がハロウィンらしさを演出します。

近藤さん：子どもはあっという間に大きくなってしまうので、一緒に楽しむイベントは、実は意外と限られた年数しか経験できないものです。食卓を通して家族で特別な時間を共有するというのは、とても幸せなこと。今年のハロウィンは、お子さまにも調理をお手伝いしてもらいながら、ぜひご家族そろって楽しい食卓を囲んでみませんか。

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近藤幸子さん

料理研究家、管理栄養士。料理教室「おいしい週末」主宰。料理学校でアシスタントと講師を務めた後、料理研究家として独立した。著書に「丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。ラクラク2ステップ料理107」（文化出版局)、「味が決まる！ レシピがいらない中火で8分蒸し」（家の光協会）、「やめレシピ がんばらなくてもおいしいごはん」（主婦と生活社）などがある。

※商品情報はQummy便り掲載開始時点での情報です。掲載商品は予告なく販売終了する場合がございます。