私たちキユーピーが、お客様に直接商品をお届けする「Qummy」を立ち上げた理由

社員の声
2022年9月27日
サラダをもつ藤原かおりさん

1919年の創業以来、日本で初めてマヨネーズを製造販売し、日本の食卓にサラダの文化を提案し続けてきたキユーピー。2030年に向けて、「食品メーカー」から「食生活メーカー」への進化をめざしている中で、一人ひとりのお客様の楽しく健康的な食生活を丁寧にサポートするために生まれたのが、D2Cサイト「Qummy(キユーミー)」です。今回は、「Qummy」事業トップの二人、キユーピー株式会社の山本信一郎と、藤原かおりに、「Qummy」に込めた想いについて、Qummy便り編集部がインタビューを実施しました。

目次

お客様一人ひとり異なるニーズに寄り添い、 食卓幸福度を上げていきたい

220818_②キユーピー山本信一郎さん.jpg

キユーピーグループは、マヨネーズ、ドレッシングのみならず、パッケージサラダやお惣菜、パスタソース、ジャム、ベビーフードに介護食まで、幅広い商品をお客様にお届けしてきました。そのキユーピーが、今、お客様に商品を“直接”お届けするD2Cサイトをオープンしたのはなぜなのでしょうか。


山本:人生100年時代と言われる中で、お客様の抱える課題は年代やその方の状況によって大きく異なります。多様なニーズがある中で、お客様一人ひとりに寄り添い、食卓幸福度を上げていくには、お客様と直接つながり対話することが必要だと感じました。


そう語る山本は、直接お客様に商品をお届けするD2CサイトQummyをスタートさせることで、これまでは難しかった、お客様に合わせた献立の提案などもきめ細かくできるようになっていくと考えています。

商品についてのお客様からの声を スピーディに反映していきたい

220818_③キユーピー藤原かおりさん.jpg

新商品の開発なども経験してきた藤原には、商品作りをしていく中で感じるジレンマがあるようです。


藤原:実は、私たちが作った商品すべてが店頭に並ぶわけではないのです。せっかく商品を作っても、売り場のスペースには限りがあるので、すべての商品を並べることはできません。その点、Qummyなら私たちがお客様にお届けしたい商品をすべて並べて、お客様に好きなものを選んでいただくことが可能になります。

さらに、開発して世に商品を送り出しても、実際に食べたお客様からの反応が見えないということも、食品メーカーとしてもどかしいと語ります。


藤原:これまでは調査を行わなければ、商品についての不満や改善点などを知る手段がありませんでした。でもQummyを通してお客様の声を直接受け取ることができるようになれば、商品に対しての「おいしかった」、「もっとこうして欲しい」といったお声をすぐに商品の改良や新商品開発に活かしていくことができるようになると考えています。

「最近野菜が足りていないな」を 解決できるQummyでありたい

Qummyに並ぶ商品の特徴は、サラダだけでなくスープやドレッシングに至るまで、野菜を主役にした商品が多いこと。そこには「食で健康に貢献したい」というキユーピーの強い想いが根底にあります。


藤原:野菜は健康にいいけれど、食事に取り入れようとすると手間がかかったり、子どもが食べてくれないなどの理由で後回しにされがちですよね。野菜を様々な方法で取り入れられるQummyがきっかけになって、家族が健康になるお手伝いができたらいいなと思います。「野菜が足りていないな、Qummyでも頼もうかな」と、多くの家庭にとって頼りになる存在でありたいですね。


藤原は、このQummyプロジェクトを立ち上げるとき、「身の回りの子育てをしながら働く友人たちをどうしたら手助けできるだろうか?」という課題意識があったそうです。


藤原:仕事と子育て、家事をすべてこなしている友人たちは、時間がないからとファストフードで済ませてしまったり、すごく高いけれど仕方なく購入しているものがあったり、何かを諦めている人が多いように感じます。家族がおいしく食べてくれて、毎日続けられる価格。Qummyを、そんな願いをすべて叶えられるサービスにしたいと思います。

多様な選択肢の提供と環境への配慮も

一方、山本が合わせて注目しているのは、高齢者やアレルギーがある方、様々な理由でプラントベースの食生活を選んでいる方などに向けた、バリアフリーな商品展開と環境に配慮した取り組みだそう。


山本:食を通しての健康と、環境への配慮はどちらも大切に取り組んでいきたいテーマです。『HOBOTAMA』という卵の代用品は、フレキシタリアンの方々や卵アレルギーがある方にも卵料理を楽しんでいただける商品です。また、『パッケージサラダ』は、食品ロスを減らせる商品だと自負しています。10種類の野菜のサラダを、家で作ろうと思うと、どうしても野菜を買い過ぎてしまいますし、使い切ることは難しいです。野菜を洗う水も大量に使いますよね。さらに野菜の皮などのゴミもたくさんでてしまいます。その点パッケージサラダはそのまま食べることができるので、水を使う必要も、野菜を処理する必要もありません。

おいしいのは当たり前。 「ひと手間未満」で食卓が豊かになる

野菜を気軽に取り入れられて、おいしい。さらにQummyが特にこだわっているポイントが、「ひと手間未満」というキーワードだそう。藤原はこう語ります。


藤原:野菜を丸ごと買って切って調理するのは大変なので、できるだけ手間を減らすお手伝いをしたいと思っています。例えば今後ラインアップとして増えていくミールキットも、フライパンひとつでできるメニューばかり。おいしいのは当たり前なので、さらにキユーピーの技術力でいかにお客様の手間を少なくできるか。お客様の便利さに直結する技術の進化は、会社全体で力を入れていきたいですね。

優秀な栄養源である卵を 様々な形でお届けしていきたい

220818_④キユーピーカスタマーサクセス室のみなさん.jpg

現在日本で生産されている卵の10%を使っているのがキユーピーである、という事実をみなさんはご存知でしょうか? キユーピーにとって卵は、サラダと並び大切にしている食材のひとつです。山本自身も、卵が大好きで毎朝のゆで卵は欠かせないのだとか。


山本:野菜をおいしく食べるということと、栄養バランスに優れた卵を食事に取り入れてもらうことは、どちらもとても重要なことだと思っています。卵は手軽に入手できる良質なたんぱく源なので、それを食べていただく提案は、Qummyでもしっかりしていきたいですね。


そして最後に、二人にQummyオリジナル商品の中からお気に入りを聞きました。山本のおすすめは、惣菜サラダの定番でもある『ポテトサラダ』


山本:僕はもともとポテトサラダが大好きなんです。今回の『ポテトサラダ』は冷圧フレッシュ製法®︎の技術で、熱処理しておらず、ポテトやきゅうりなどの具材のシャキシャキ感を残しており、まるで作り立てのようなおいしさを実現しています。私自身、この商品をきっかけに、ポテトサラダ好きな人がもっと増えるのではないかと思うほどです。自分が惚れ込んだ商品をQummyでお客様に直接お届けできるのはうれしいですね。


藤原は、常温保存もできる『スープ』がイチオシだそう。


藤原:野菜をどうしたらスムーズに日々の生活に取り入れていただけるかということを日々考えているのですが、その手段はサラダだけじゃないと思うんです。私は毎朝この『スープ』を飲んで取り入れていきたいなと思っています。


キユーピーとお客様とのかけ橋とも言えるQummy。山本、藤原は、お客様にQummyを利用していただくことで、手軽に野菜を生活に取り入れていただき、それがお客様の健康と幸せへとつながっていくことを願っているようです。

同じ生活者であるQummyプロジェクトチームのメンバーは、「食で健康に貢献する」ために日々、お客様の声に耳を傾け、伴走してくれることでしょう。

※商品情報はQummy便り掲載開始時点での情報です。掲載商品は予告なく販売終了する場合がございます。

この記事をシェアする